防音側溝FXドレーンの特徴
このカタチに秘密あり! 騒音問題を解消!
施工が簡単・迅速! しかも安い!
防音側溝FXドレーンは、従来型では避けられなかった騒音公害を新しい理論による独特の形状を採用することで解消するとともに、以下のような、さまざまなメリットをも生みだしました。
特徴
ピッタリフィット | 蓋と側溝が線で接触。故にガタツキなし |
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自動調心 | ネジレた蓋や側溝でも速やかに自動調心 |
ローコスト | ゴム使用の必要なし。 故にローコスト |
土砂溜まりなし | 土砂の溜まりにくい形状 |
十分な強度 | 車両荷重種別T-25対応製品 |
経済性 | 従来のJIS側溝よりリ-ズナブル。 側溝内側に蓋掛かりを設けているので製品幅が小さい。従って、用地買収の節約ができる。 |
施工性 | センター吊りなので施工が早く、側面がフラットなので、既設の構造物にピッタリ合わせてセットできる。 |
リサイクル | ゴム等を使用していないため、リサイクルをしやすい |
FXドレーン製品規格
騒音の原因はなんだ?
側溝とその蓋の接点で、従来は多少のスキマ、ガタツキが避けられませんでした。
ゴムをあてがってそのショックを和らげるなどの対策を施しても、完全に解消することは技術的に大変難しい、というのが現状でした。
その原因を探ってみると・・・。
ネジレによる音
図1のように、側溝と蓋の接点は”ネジレ”のために3点(または2点)となっています。
つねに接触する2点を結ぶ対角線を中心に、重量が載ったほうにスキマ分だけ下がり、その時の衝撃で音が発生します。(図1)
曲がりによる音
また、蓋に”曲がり”があると、常に4隅が浮いた状態(図2)になっているため、どの部分に重量が載っても、衝撃で音が発生することになります。
曲がりが図3のようになっていたとしても、実際は曲がりとネジレが複合して存在しているため、4点接触はほぼ無いといっていいでしょう。(図2)
ネジレ+曲がりが問題
上述のように、従来品では、単なる”ネジレ”や”曲がり”ではない、両者が複合して存在していたため、ガタツキ音の発生を避けられませんでした。
工作技術的に解決するのは非常に困難だったわけです。(図3)
→ そこに現れたのが、画期的な”線接触”の理論「RV理論」なのです!
カタチの秘密とは?
騒音の原因である”ネジレ・曲がり”をいかにして克服するか?
製品の完全な平面化が技術的に困難である以上、それを吸収するよい方法はないか?こうして研究を重ねた結果が、以下に述べる「RV理論」なのです。
画期的な”線接触”セオリー
ネジレ、曲がりの吸収
コロンブスの卵的発想で開発されたのが”線接触”の理論。 図5のように、蓋を”水平面”で受けるのではなく、”斜面”で受ける。 このことで、不安定な”点接触”を避けることができます。 これは図2のように、4本足の1本が短い場合にクサビを入れてスキマを無くすのと同じ原理なのです。
優れた安定性
このように、RV理論は、V面でネジレを吸収し、R面との線接触を図ることで、蓋と側溝の接点を最低限4点確保。 スキマが無く、騒音が発生しない施工を可能としました。
施工が簡単・迅速。しかも安い!
ネジれた蓋でもピッタリフィット
防音側溝FXドレーンは、R面とV面で5~6mmのネジレがあっても吸収することができ、曲がりに対しても安定効果をもっています。 したがって、騒音の発生をシャットアウトすることができるのです。
施工性がグ~ンと向上(施工が早くてラク)
従来の製品は側溝設置のあと、蓋掛かりに部分の土砂・小石をきれいに掃除してのちに蓋を掛け、そのうえ蓋の通りを出すためにバール等で横方向を整列する必要がありました。 それに対して本製品は、まず蓋掛かりに土砂・小石などが溜まりにくい構造なので、蓋施工完了までの時間が大幅に短縮されました(*ただし、設置時点では音の発生は皆無ではありません。 車などで蓋の上を3回ほど行き来すれば、蓋に自動調心機能が働き、音の発生がなくなります)。