残存型枠プロテロック

岩手宮城内陸地震災害復旧工事にプロテロックが大活躍

昨年の6月14日にマグニチュード7.2の地震が岩手県奥州市と宮城県栗原を中心として発生し、最大震度6強を観測した岩手宮城内陸地震。
その被害の特徴として、同じ規模の地震と比較して、建物被害が少なく土砂災害が多いことが挙げられます。そういった事も関係してか、この地震の記憶は徐々に私達の記憶から薄れていきますが、被災地では昼夜問わずの復旧工事が現在も行われています。
土石流を防ぐ目的の砂防堰堤工事や谷止め工においては、国交省直轄工事、森林管理局発注工事、県発注工事等合わせて両県で20数基程に上り、そのほとんどの工区において「残存型枠プロテロック」が採用になりました。
その最大の理由は、脱型作業を必要としない。中仕切りに使用し隣り合った区画の連続打設を可能にする等の災害復旧現場で一番求められる条件の工期短縮を可能にする事。
また足場を必要とせず、内部で作業を行うために余震等の二次災害からおこる土砂災害に作業員が巻き込まれる危険性を回避できる等が挙げられます。

一関市市野々原地内の堰堤です。
今現在も沢山の工種の工事が行われています(H21.9.15撮影)

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