Basilisk(バジリスク) HAの特徴
バクテリアの代謝活動を用いてコンクリートを自己治癒させるバイオマテリアルです
- バクテリアはコンクリート中の高アルカリ環境下でも生存できます。
- 乾燥状態では胞子状の殻をまとい、長時間休眠し続けます。
- 水と酸素の供給、ひび割れ表面のpHの変化によって再び活動を始め、代謝作用で炭酸カルシウムを生成します。
- 1.0mmまでのひび割れをバクテリアの代謝活動によって自己治癒します。
- 劣化因子の侵入を防ぐことから内部の鉄筋の腐食を防ぎ、コンクリートを半永久的な構造物へ替えることができます。
- ひび割れを自己治癒することによってメンテナンスがほぼ不要となります。
- ベースコンクリートと同一配合にHAを混入したコンクリート(外割り)を比較すると、スランプ、空気量や圧縮強度に大きな差は見られません=同等である。
- コンクリートが長寿命化することでコンクリート系インフラの更新を先送りし、解体・再生産時に発生するCO2排出量を大幅に削減できます。
Basilisk(バジリスク)HAの修復メカニズム
バジリスクにより修復されたひび割れ
なぜCO2削減に繋がるのか
バクテリアが分裂を続けながら代謝活動によってひび割れを埋めることで、コンクリートは常に自己修復が出来る状態が保たれます。内部の鉄筋が常に守られ続けることから、事実上の「永久構造物」となり、RC造の目標耐用年数を普通品質の65年から高品質の100年以上に延ばすことが可能です。
新設構造物の補修時に発生するCO2や、将来の建替え時に排出されるCO2を大幅に削減することが出来ます。